初心者向けの熱帯魚・これから熱帯魚を始めようとする方にオススメのランキングです。

熱帯魚

 

熱帯魚は鑑賞用に色々な品種が開発され、その数は数百種類もあるので、初めての方はどれを飼育すれば迷うかも知れませんが、今回紹介する熱帯魚は比較的安価で見栄えも良く、熱帯魚の飼育を楽しませてくれると言う点に重きを置いて選んでいます。

恐らくほとんどのユーザーが最初はこの中から選んでいるのではないかと思いますので、ぜひ参考にして下さい。

また、魚だって好き嫌いの相性もあるし、自分のナワバリを作って他のさかなを攻撃する品種もあります。

一般的に混泳と呼ばれていますが、それが出来る出来ないも選ぶ上で重要なポイントですので、選ぶ際にはその点も注意しましょう。

 

【初心者おすすめランキング10 】

1、グッピー

恐らくキングオブ熱帯魚と言っても良いほど有名で、見た目の良さ、飼いやすさ、繁殖のし易さ、そして価格等を考えると右に出る魚はいないと思います。

それもあって品種も多く値段もピンキリですが、安価で見栄えの良い色を選んでおけば間違いありません。

値段の高いものは品種改良された種類で応用編だと思っておいてください。

グッピーはしっぽが長くて色が鮮やかな方がオスで、普通の魚の様な見た目で尾ひれの短い地味な方がメスです。

グッピーのオスが尾ひれをユラユラさせながら泳ぐ姿はとても優雅で、見ていても飽きないものです。

また繁殖力がとても高く、最初は数匹のつがいだけだったのに、いつの間にやら水槽一杯にグッピーだらけ、、、と言うこともあり得るので、つがいで飼う場合は赤、青、黄色と色々な色のグッピーを買う事をお勧めします。

その方が見た目も華やかですし、もし繁殖してしまっても同じ色のグッピーばかりという事にはなりませんので安心です。

 

2、ネオンテトラ、カージナルテトラ

こちらもキングオブ熱帯魚と言って良いくらい、見た事が無い人はいないと思います。

特にテトラは群をなして泳ぐ魚なので、緑色の水草をバックにして、ブルーに赤ラインが入ったテトラが泳ぐ姿はとても絵になりますね。

部屋のインテリアとしても最高だと思います。

テトラの種類も色々ありますが、先ずはカージナルテトラかネオンテトラがおススメです。

カージナルテトラの方が少しだけ大きく、緑がかったブルーの体に赤ラインが入っています。

ネオンテトラの方が小さくブルーの体に赤ラインが入っています。

どちらでも大差はありませんのでお好みで選んでもらって構いませんが、どちらかと言えば緑の水草とのコントラストが綺麗なネオンテトラの方がおススメです。

しかもネオンテトラも方が体長が小さく、その為他の熱帯魚を飼いやすくなるのもポイントです。

テトラを飼う際には群れをなして泳ぐ姿が醍醐味なので、10匹、20匹とまとめて飼い始める事をお勧めします。

50リットル以上の水槽に10匹ではちょっと寂しい感じがすると思います。

 

3、プラティ

見た目は普通の魚っぽいシルエットですが、全身赤、青、黄色の鮮やかな色(基本的には単色)になっているのが特徴です。

単色なので水槽の中では非常に目立ち、しかも赤色のプラティは緑の水草との相性もバツグンなのでお勧めです。

またプラティは非常に環境適応力が強く、少々の水質の変化をものともしません。

この適応力は熱帯魚の中でもトップクラスだと思います。

さらに繁殖力も強くいっぱい子供を産んでくれるので、赤ちゃんから育てると言う楽しみもプラスされます。

プラティの品種の中にミッキーマウスプラティと言う面白い仲間がいますが、これは尾ひれのところに丸い斑点が3つあり、まるでミッキーマウスの顔のように見えるところから名付けられたそうです。

 

4、エンゼルフィッシュ

ひし形の体型に長いヒレが付いていて優雅に泳ぐ様子は、水槽の中のボスと言った感じで、初心者向けの熱帯魚のなかでは一番大きな部類です。

お店で売られているのはまだ子供で小さいかも知れませんが、育っていくと10センチを軽く超える大きさになります。

中には30センチを超える種類もありますので、飼育する際には大きくなった時のサイズをちゃんと確認してから飼わないと、後々水槽の中のジャイアン的な存在になってしまいます。

と言うのは比較的気性が荒いタイプなので、他の熱帯魚をしばしば攻撃する事があります。

そうは言っても、エンゼルフィッシュはやはりあまりにも有名なのでぜひチャレンジしたい魚ですね。

 

5、オトシンクルス

この魚は熱帯魚ではありますが観賞用として売られている訳ではなく、水槽の中のコケ取り要員として販売されています。

どのサイトを見ても水槽の中に数匹入れておけばコケをしっかりと取ってくれます、的な紹介しかされていませんが、個人的には観賞用としてもおすすめしています。

というのもこの熱帯魚はナマズの仲間で見た目も地味な感じなのですが、何とも憎めないユーモラスな泳ぎを見せてくれます。

ちょうどアゴのあたり(口の部分?)が吸盤の様になっており、ガラス部分にピタッ、水草の上にピタッ、水槽の中のオブジェにピタッとくっついてくれます。

もちろんガラスにくっついた時に見ると分かりやすいのですが、一生懸命口をモフモフさせてコケを食べています。

そう言った意味では最も愛嬌のある熱帯魚と言えるでしょう。

 

6、アカヒレ

初めて水槽を立ち上げた時に、当然まだ水質が安定していないのですが、そんな時に取り敢えず入れてみたら、と言われるのがアカヒレです。

それくらい値段も安価で生命力が強く、少々の水質の変化は気にしません。

また名前の由来通り、尾ひれが赤くなっており、見た目の可愛らしさもあります。

 

7、アベニーパファー

ズバリ、ふぐの仲間です。

それだけでも何となく飼ってみたい気になりますが、見た目もすっとぼけていて、丸みがあり可愛らしいです。

しかもこの魚の泳ぎ方に注目して欲しいのですが、水の中を無重力のようにゆ~らゆ~らしているかと思っていたら、なんと前後左右に泳ぐ事ができるのです。

後ろ向きにも泳げるって、、、その上怒るとプク~とふくれます。

文字通り膨れるので飼ってみたらとりあえずは試してみたくなりますよね。

1つ注意してもらいたい点は、他の熱帯魚とエサが異なる点です。

他の熱帯魚が浮遊性の平たいフレーク状の餌を食べるのに対して、アベニーパファーは丸い粒状の沈降するタイプのエサを好みます。

ですからこの魚を一緒に飼う場合には2種類の餌が必要だと覚えておいて下さい。

 

8、コリドラス

この熱帯魚も色々な種類がいて値段もピンキリです。

またオトシンクルスと一緒で、一般的には観賞用と言うよりは、水槽の掃除屋として捉えられています。

なぜかと言うとこの魚は常に水槽の底を這いずり回り、砂の上に落ちた食べ残しの餌を食べたり、枯れた水草を食べてくれたりしてくれるからです。

また時には底砂をかぎ分けて潜ろう?としたりするので見ていてもとても楽しいです。

長いヒゲがあるのも特徴的ですね。まるでオッサンのようです。

 

9、バルーンモーリー

単にモーリーでも良いのですが、モーリーでは見た目があまりにも普通っぽいので、全体的に丸みがあって泳ぎ方もユーモラスなバルーンモーリーをおすすめします。

ぱっと見は金魚のようにふっくらとしていて(風船の様な体型なのでバルーンなのですが)、一生懸命に体をくねらせながら水槽の中を泳ぐ姿はとてもチャーミングです。

しかもモーリーはメダカの仲間なので、水質さえ適合すればいっぱい子供を産んでくれます。

産まれたての子供はメダカと同じような体型ですが、徐々に大きくになるにつれて丸みを帯びてきます。

厄介なのは、その体型がふっくらとしているが故に、妊娠しているのかそうで無いのか分かりにくい点くらいです(笑)。

 

10、ベタ

ベタは別名闘魚とも呼ばれる魚です。尾ひれが長く色も非常に鮮やかなので人気がある熱帯魚なのですが、ナワバリ意識がとんでもなく強く、他の魚が自分の縄張りに入ってくると、相手を殺すまで攻撃をし続けます。

そのため、通常は大きな水槽で複数飼うのでは無く、小さな水槽で1匹だけ飼うのがおススメです。

熱帯魚屋さんでは、たまにビンの中に入ったものが売られていたりしますが、そんな環境の中で生きられるのも特徴の1つです。

但し、お店で瓶に入った状態で売られているのは、店内の温度が24時間一定に保たれており、尚且つ水質もちゃんと管理されているから生きていられるのであって、買ってから何も考えずに自宅に置いておくと、あっという間に死んでしまうので注意しましょう。

 

番外編、ヤマトヌマエビ

小さい茶褐色のエビですが、コケ取り要員として非常に重宝します。

オトシンクルスもコケ取り要員なのですが、あちらは岩やガラス面に付着した斑状のコケを主食とするのに対して、こちらは水草に出来る糸状のコケを食べてくれます。

一生懸命食べてくれる姿はとても愛らしく、また体が半透明なので透けて見えちゃうのも特徴の1つです。

主に砂の上や水草の中を歩きながらゆっくり移動するのですが、危険を察知するとエビらしく後ろ向きに猛スピードで移動します。

水草が多い場合は糸状のコケも多くなるので、ヤマトヌマエビを多め(水槽10リットルにつき1匹の割合)入れてもいいと思います。

 

番外編、石巻貝

コケ取り要員の貝です。黒色でグロテスクなのですが、コケ取り要員の中では最強では無いかと思います。

主に岩の上やガラス面に付着したコケを食べてくれるのですが、石巻貝が通った後に1本道が出来るほど効果が見て取れます。

コケがびっしり生えた岩を一晩でそこそこ綺麗にしてくれる事もあります。

貝は気まぐれなので、完璧に綺麗にはしてくれません。

しかし、こびり付いたコケでブラシでゴシゴシこすっても取れなかったコケでも、ものの見事に食べてそこそこ綺麗にしてくれるところは圧巻です。

1年間取れなかったコケですら、そこそこ綺麗にしてくれます。

ちなみにコケ取り要員を一杯水槽に入れるとすぐに綺麗にしてくれますが、コケが無くなるといずれ死んでしまい、コケの量にあった数匹だけが生き残るようになります。

ですから、自分の水槽の適正量を把握して、入れすぎないように注意しましょう。

 

いかがでしたか

熱帯魚の種類は数多く、本当に多くの種類がありますので、自分の水槽の環境、好み、飼育熟練度に合わせて色々とチャレンジしていきましょう。

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