わんちゃんの涙やけで悩んでいる方は多いと思います。
これは涙の中に含まれる塩化リゾチームという成分が毛に付着する事によってひきおこされているそうです。
プードル、シーズー、チワワ、パグ、ブルドック、マルチーズ、パピヨン、ダックスフンドなどの犬種で涙が多く出たけれども、涙管をちゃんと通らずに溢れ出てしまった場合や、涙管、涙腺等が詰まってしまった場合に涙やけが比較的良く見られます。
涙やけは子犬でも成犬でもどちらでも発生します。
その原因としては、 主に以下の4つが考えられます。
1、涙の増加
2、食事
3、涙管、涙腺等の詰まり
4、ストレス
1、涙の増加 について
目に花粉やホコリといった異物が入ったり、アレルギーによって通常よりも多く涙がでることがあります。
一時的なものであれば問題ありませんが、アレルギーだと遺伝が関係する場合もありますので、この場合はおいしゃに診てもらう事をお勧めします。
2、食事 について
様々なドッグフードがありますが、動物の餌には人間の食べ物にあるような、厳格な成分基準や賞味期限がありません。
例えば原材料に肉類と表示されている場合には、通常の食肉だけでなく、骨、毛、内臓などが含まれていたり、病気などで死んだ動物の肉や肉骨紛など、ゴミ同然の肉が含まれている可能性もあるので注意が必要です。
また添加物や、油分、タンパク質、防腐剤などが多く含まれている食事は消化不良を引き起こして、涙管を詰まらせる原因となります。
3、涙管、涙腺等の詰まり について
涙には様々な成分(不純物)が含まれており、それらが原因で涙管が詰まることが考えられます。
そうでなくても、朝起きた時は目ヤニが出ており、それを放置していると溢れ出た涙とともに目の下を汚すことになるだけでなく、臭いの原因になったり、毛が固まったりして皮膚炎の原因になります。
4、ストレス について
人と同じでストレスは全ての病気の元となります。
わんちゃんはストレスを溜めると、椅子やソファーをかじったり、ゴミやクッションなどを散らかしたり、毛が抜けたり、毛の色が変わったり(退色)します。神経系が悪くなることで、こういった目に見える行動や症状がでてきます。
それらの対策としては、
人に置き換えて考えるのが分かりやすいのですが、先ずは食べ物、飲み物を見直しましょう。
粗悪なドッグフードには、人工添加物、防腐剤、着色料、酸化防止剤などが多く含まれていたり、あまりオススメできない種類を使用していたりします。
例えば安く作るために、原料の肉を減らし、穀物でカサ増しするけど、わんちゃんの食欲を良くするために好きな臭いの添加物を加えたり、肉を減らしてカロリーが減った分、油分を増やし、油分が悪くならないように酸化防止剤を多く入れたり、良くない種類のものを入れたり、、、など。
安く作るためにはどうしたら良いのだろう、という発想で作られたドッグフードではなく、無農薬の野菜が割高になるのと同様に、どういう食材が犬のために良いかを考えて作られたドッグフードの方が良いに決まっています。
また、目ヤニや、目の下の汚れは、出来るだけこまめに綺麗にしてあげて、クリーナーやローション等で拭き取ってあげると良いでしょう。
1日に1~2回してあげられると良いですね。
そして、ストレスを溜めないためにも、散歩に連れて行ってあげたり、オモチャで遊んであげたり、ブラッシングをしてあげて下さい。
人間は自分で全てできますが、わんちゃんは自分では何一つできませんので、一緒に暮らしている皆さんがそれに気付いて色々としてあげて下さい。
きっとそれ以上の愛情で応えてくれるはずですから。
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