こをれから熱帯魚を始める初心者向けのスターターセット

熱帯魚を飼う際に用意するものはいくつかありますが、全くの初めてであればスターターセット、スタートキットなどの様に予めセットになっているものを購入する事をおすすめします。その方がかなり割安ですし、後で買い忘れたという事にもなりません。但し購入する際には２つ注意点があります。

その方がかなり割安ですし、後で買い忘れたという事にもなりません。

但し購入する際には２つ注意点があります。

それは何を飼うかによって購入するスターターセットが異なる点です。

一般的に水槽セットは大きく3種類に分かれています

①の水槽は、価格は安いけれどもいかにも飼育セットといった感じで安っぽいのが難点です。

③の水槽は外部フィルターというタイプの水槽で、主に海水魚飼育で使用する方が多く、そのため海水を作る用の人工海水や海水の濃度を測る比重計等が入っているセットが多いです。

飼おうとする魚の種類で必要なセットが異なりますが、取り敢えず一般的な②のセットを購入しておけば間違いないでしょう。

またセットに含まれている備品には、下記のようなものがあります。

・水槽　　(ガラス製とプラスチック製があるがキズが付きにくくてくもりにくく見栄えの良いガラスタイプが断然お勧めです)

・フィルター　　(水槽の上に取り付けるタイプの上部フィルター)

・ろ材　　(フィルターとセットで含まれており水の汚れをろ過してくれる)

・ヒーター　　(水温を一定に保つ機械でサーモスタッドとも言う)

・底砂、水温計、照明、水質調整剤　　(水道水を熱帯魚が生活できる環境に整えてくれるもの)

あまり難しく考えなくても必要なものは全部セットになっていて、これに餌やフィルターなどの消耗品を追加で購入しておけば間違いありません。

そしてもう１つの注意点は水槽のサイズです。

水槽のサイズは縦(H)、横(W)、奥行(D)で表されていますが、このサイズは家の中で何処にセットするかの目安になります。

特に奥行は数センチは余裕を見ておかないと後ろにコードが入らなくなるので注意しましょう。

また水槽は通常、縦横奥行を掛け合わせた容量で大きさを表します。

例えば一般的な60センチ水槽のサイズは、60x30x36のサイズなのですが、これを掛け合わせると64.8リットルになります。

そこから水槽の上部の隙間(通常水槽に目一杯水を入れず溢れたり魚が飛び出す事を防ぐために4～5センチ位は開けます)分を除いて60リットル水槽と言います。

同様に90センチの水槽だと一般的なサイズは、90x45x45で182.25となりますが、やはり少し隙間を考慮して160リットル水槽と言います。

また45センチの水槽であれば、45x30x24で30リットルとなり、30センチの水槽なら、30x24x18で、12リットルの水槽になります。

そしてここからが大事なのですが、水質を安定させてお手入れを楽にしたいのなら、水槽の容量と飼育する熱帯魚の量は比例させるべきで、その目安が

　『熱帯魚のサイズ1センチにつき、水1リットル』

　です。

例えば30リットルの水槽の場合、3センチの魚なら10匹、5センチの魚なら6匹といった具合に飼育できる目安の匹数を計算する事ができます。

もちろん水質を悪化させやすい魚とそうで無い魚がいるので一概には言えませんが、最初のうちはこれを目安にして少し余裕を持って飼うようにした方が良いです。

あまり入れすぎて水質が悪くなりコケだらけになったり、熱帯魚がすぐに死んでしまっても仕方がないので、慣れるまでは少しゆとりをみて飼い始めるようにしましょう。